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2012年7月1日日曜日 1 コメント

イルミナティとは何であるか3(万物を見通す目)

悪魔主義やバール信仰は、大まかに言って、メソポタミア文明が発祥なのに対し、「万物を見通す目」は、エジプト文明が発祥だ(しかし、「万物を見通す目」の発祥には、まだ先がある)。

イルミナティはメソポタミア発祥、フリーメーソンはエジプト発祥と言い換えてもよいだろう。

「万物を見通す目」を、その発生から追ってみる。

エジプト神話の「ウジャトの目」

ホルス

ホルスは、エジプト神話に登場する天空と太陽の神である。オシリスとイシスの子で、セトの敵対者である神としての神話が特に有名だ。
WikiPediaより引用

ラー

ラーは、エジプト神話における太陽神である。ホルス神と習合して、「ラー・ホルアクティ」となることもある。
WikiPediaより引用

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イルミナティとは何であるか2(バール信仰)

グノーシス主義に基づく悪魔主義は、理屈が通るし、場合によっては正しいとも考えられる。しかし、現在、世界を困らせている悪魔主義は相当に邪悪である。グノーシス主義では考えられない、その邪悪さはいったいどこからやってきたのだろうか。

有角神霊坐像

有角神霊坐像
MIHO MUSEUMより引用

南または東イランで出土したエレクトラム製の坐像。時代は、紀元前3千年後期から紀元前2千年初期とされる。右手を挙げていることから、後述するバール神と何か関係あるのだろう。

ギリシャ神話のパン神

葦を切りそろえて並べた楽器「パンフルート」を吹くパン

パン神は、ギリシャ神話に登場する神で、山羊の角、山羊の脚、人間の体をもった半獣神である。性欲が強く好色であり、男根の象徴とされる。

古代において、「偉大なる神パン」角神は、サターン(土星)=サタン(悪魔)を表していた。

パン神は、サタンのモデルの祖であると考えられている。
さてはてメモ帳 現代魔術入門 より要約・引用

このパン神が、現代のイルミナティが崇拝しているバフォメットの祖となる。

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イルミナティとは何であるか1(悪魔主義)

「イルミナティ」は、聖書に馴染みがない日本人にとって、理解し難い面がある。そこで、イルミナティとは一体何なのか、その思想的発生に遡ってみる。

原罪と楽園追放


まずは有名なアダムとイブの話から始めよう。

 「堕落と楽園追放」ミケランジェロ作

神はアダムとイヴに楽園にあるどの木の実も食べて良しとした。ただ、知恵の木の実だけは、食べることを禁じた。

地上で一番こうかつな蛇が、イヴに神の命令にそむいて、禁じられた知恵の実を食べるようすすめた。イヴはそれを食べて、アダムにも食べるよう勧めた。人間が最初に犯した罪なので、原罪といわれる。

神はアダムとイヴの行為を強く非難し、楽園から追放した。

アダムとイヴは楽園の東側に住むようになった。楽園にもう一つの重要な木があった。それは命の木で、神は智天使ケルビムを派遣し、回る炎の剣を置いて、二人がその木の実をも食べないよう用心した。

絵画では、剣を持ったケルビムがアダムとエヴァを追い払うシーンなどで描かれる。
バーチャル絵画館より引用

人間が進化・成長するにつれ知恵がつくのはあたりまえで、そのこと自体は善でも悪でもないと思ってしまう日本人的な感覚は通用しない。西洋的理解では、知恵を持つこと自体が悪(原罪)なのである。

 
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